# Slop Nuki

> 日本語のビジネス文章（メール、お詫び・クレーム対応、催促、断り、社内Slack、議事録、お知らせ、依頼文、提案書など）から、生成AIが量産しがちな「slop」（中身が薄い・機械的・水増しされた定型表現）を取り除く。文章を書く・推敲・校正・添削・リライト・レビューするときに使う。敬語や場面（register）に応じた丁寧さは保ったまま、冗長・空虚・機械的な部分だけを削る。Remove AI "slop" from Japanese business writing (email, apologies, complaints, reminders, declines, Slack, minutes, notices, proposals) while preserving appropriate keigo and register.

- Skill: `chezou/slop-nuki` (Agent Skill, multi-file: 7 files)
- Install (CLI): `npx skillmds@latest add chezou/slop-nuki`
- Raw SKILL.md: https://api.skillmd.com/api/skills/chezou/slop-nuki/raw
- Safety review: pending
- Works with: Claude Code, Claude.ai, OpenAI Codex
- Category: Integrations & APIs
- License: MIT
- Author: chezou (https://skillmd.com/u/chezou)
- Updated: 2026-09-17
- Page: https://skillmd.com/skills/chezou/slop-nuki

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# slop-nuki（日本語版 stop-slop）

服のシミ抜きと同じ。AIが残した slop（シミ）だけを抜き、生地（敬語や、場面に応じた丁寧さ）は傷つけない。

日本語の文章から、生成AIが量産しがちな **slop**（中身が薄い・機械的・水増しされた定型表現）を取り除く。テックライティングに限らず、メール、お詫び・クレーム対応、社内Slack、お知らせ、依頼文、提案書など、ビジネス文章全般に使う。

## 最重要原則：register（場面）を壊さない

英語版 stop-slop の「とにかく直接的に・簡潔に」をそのまま日本語に当てると、**敬語やクッション言葉まで削ってしまい、無礼で不自然な文**になる。日本語版が削るのは **slop（過剰・空虚・機械的な部分）だけ**。場面にふさわしい丁寧さ・敬語・配慮は **残す**。

- **削るもの**：中身のない水増し、空虚な強調・形容、機械的な定型・対比、二重敬語、「させていただく」濫用、クッションの連打、結論の先送り、装飾記号の乱用。
- **残すもの**：宛名・名乗り、適切な挨拶（1回）、正しい敬語、依頼前のクッション（1つ）、誠実なお詫び、不確実性の正直な表明、相手への最低限の配慮。
- **register に合わせる**：社外フォーマルメール（丁寧め）と社内Slack（簡潔・カジュアル）は正解の方向が逆。**直す前に、誰宛て・どの媒体かを確認する**。場面が不明なら推測せず尋ねる。

> 簡潔にしすぎて、ぶっきらぼう・無礼・他人事になっていないか。これも別種の slop（逆方向の失敗）として点検する。

## やりすぎない：簡潔化は slop 除去ではない

すべての文章が直す必要があるわけではない。まず **「本当に slop か」を見極める**。元が自然に読めるなら、空虚な前置きだけを削る light touch にとどめるか、手を入れない。AIっぽさが気にならない程度の文を、無理に短くしない。

**簡潔化と slop 除去は別物。** 流れる地の文を、体言止めやコロン羅列の「自分用メモ」体に圧縮すると、読み手は「これは何の文章か」を覚えていないと読めなくなる。slop を削るのと、文章をメモに変えるのは違う。

**読み手と用途で密度を変える：**
- **自分用メモ・記録**：短く・密でよい。文脈は書き手が分かっている。
- **公開・不特定多数向け（記事・要約・案内）**：流し読みでも趣旨が伝わる地の文を保つ。前後を覚えていなくても独立して読める「流れ」は slop ではなく、残すべき価値。

要約・公開文で削るのは、空虚な前置き・水増し・誇張だけ。説明の流れ（接続・主語・文脈の橋渡し）は残す（→ `references/registers.md` の「読み手と用途」、`references/examples.md` の例7）。

## コア原則

### 1. 水増しを削る
空虚な前置き（「結論から申し上げますと」「本メールでは〜についてご連絡いたします」「まず前提として」）、空虚な強調（「非常に」「しっかりと」「まさに」）、空虚な形容（「重要な」「本質的な」「包括的な」）を削る。削っても意味が変わらないなら、その語は不要。

### 2. 具体を名指す
「さまざまな課題」→ 具体的な項目名。「最適なご提案」→ 数字や根拠。「善処します」→ 誰が・いつまでに・何を。空虚な動詞（「向き合う」「寄り添う」「掘り下げる」「言語化する」）も、実際に取る行動に置き換える。名指せないのは、中身が曖昧だという証拠。

### 3. 行為者を主語にする
「誤りが生じました」「確認が行われております」「事態が発生し」のような無主語・受け身をやめ、「弊社が／私が／担当チームが」何をしたかを書く。**お詫び・報告では特に重要**。主語を消すと責任が曖昧になり、かえって不誠実に響く。

### 4. 機械的な型を崩す
「〜ではなくBだ」「単なる〜ではない」「〜こそが本質だ」の対比、問いと答えの自作自演、独立段落の決め台詞、何でも3点に割る箇条書き癖をやめ、普通の一文で言う。型だけ整っていて中身が伴わないと、空回りして見える。

### 5. 敬語は正しく一段で
二重敬語（「お伺いさせていただく」「おっしゃられる」「ご覧になられる」）、「させていただく」の濫用、クッション言葉の連打を直す。**ただし正しい敬語・必要なクッションは残す**。敬語を一律に削るスキルではない（→ `references/keigo.md`）。

### 6. 結論を先に出す
背景・経緯を長々と積んでから最後に結論、という順序をやめ、結論・依頼・お願いを先頭に出す（結論 → 理由）。依頼は「**誰が・いつまでに・何を**」を必ず明示する。期限を示すべき依頼で「お手すきの際に」と期限をぼかすと、相手は動けない。ただし本当に急がない依頼では「お手すきの際に」は正当な配慮なので、無理に期限を付けない。

### 7. 不確実性は正直に
本文に根拠があるのに「〜かもしれません」「〜と思われます」で濁さない。逆に、本当に未確認なら「確認のうえ、本日中に回答します」と正直に書く。**確定を濁すのも、未確認を断定するのも slop**。境目は「本文に根拠があるか」。

### 8. 整形を整える
中黒（・）・ダッシュ（―）・三点リーダ（…）・感嘆符・太字の乱用をやめる。半角全角を統一する。「〜であり、〜のため、〜となっており」と延々続く一文は、一文一義に割る。

### 9. 漢語のレジスターを合わせる（別系統の症状）
1〜8と違い、語が空虚なのではなく、**形が削られすぎている／抽象度が上がりすぎている**。

- **短縮コア**：自然な完全形があるのに末尾（性・度・化）を落とす。「優先**が高い**」→「優先**度**が高い」、「運用の**属人**を解消」→「**属人化**」。**完全形に戻して自然なら、コア形は削りすぎ**。
- **抽象漢語への持ち上げ**：和語・カタカナで足りるのに広い漢語へ。「**齟齬**が生じておりました」→「**食い違って**いました」。
- 判定は「**これ、スタンドアップや立ち話で声に出して言うか？**」書き言葉でしか出ない漢語なら、上げすぎ／削りすぎのサイン。
- **一律に和語化しない。** 整合性・論点整理・対応・実施などの定着用法は残す（→ `references/kango.md`）。

## 場面別の使い分け（register）

詳細は `references/registers.md`。要点だけ：

| 場面 | 方向 | 特に注意する slop |
|------|------|------------------|
| 社外フォーマルメール | 丁寧め・簡潔 | 水増しの枕、時候の挨拶、締めの連打、過剰敬語 |
| お詫び・クレーム対応 | 誠実・具体的 | 主語消しの受け身、空虚な決意、感情語の反復、防御的な突き放し |
| 社内Slack／チャット | 簡潔・カジュアル | メール定型の持ち込み、結論の先送り、曖昧な依頼、絵文字過剰 |
| お知らせ・依頼文・提案 | 明快 | 中身のない見出し、機械的な箇条書き、誇張・煽り |

**お詫び・クレーム対応**は最重要。謝罪を **事実 → 原因 → 対応 → 再発防止** に分け、それぞれ具体的に書く。「申し訳ございません。再発防止に努めます」だけで流さない。

※ 催促・リマインド、断り・辞退、日程調整、議事録・社内報告など、ほかの頻出場面も `references/registers.md` で扱う。

## クイックチェック（書き上げたら点検する）

1. 最初の一文で「何の話か／何をしてほしいか」が分かるか。前置きで助走していないか。
2. 「重要」「本質的」「最適」「さまざま」など、中身を名指さない修飾を使っていないか。
3. 「向き合う」「寄り添う」「善処する」「真摯に受け止める」など、行動の見えない動詞で締めていないか。
4. 受け身・無主語で行為者を消していないか（特にお詫び・報告）。
5. 「〜ではなくBだ」「〜こそ本質」「単なる〜ではない」の決め台詞を使っていないか。
6. 二重敬語・「させていただく」の重ねがけ・クッションの連打はないか。**逆に、敬語やクッションを削りすぎて無礼になっていないか**。
7. 依頼に「誰が・いつまでに・何を」が揃っているか。
8. 根拠があるのに「かもしれません」で濁していないか。未確認を断定していないか。
9. 同じことを言い換えて2回以上言っていないか。締めで本文を繰り返していないか。
10. 中黒・ダッシュ・三点リーダ・感嘆符・太字・装飾記号を盛っていないか。半角全角は揃っているか。
11. その場面（社外／社内、フォーマル／カジュアル）に温度が合っているか。
12. そもそも元の文章は直すべき slop を含むか。自然に読める文を、ただ短く／メモ体に圧縮していないか。
13. 公開・不特定多数向けの文で、流し読みでも趣旨が伝わる「流れ」を壊していないか（自分用メモなら密でよい）。
14. 浮いた裸の漢語コア（「優先が高い」「属人を解消」）や、口語で言わない抽象漢語（齟齬・乖離・具備）はないか。ただし定着用法（整合性・対応・実施など）は残す。

## スコアリング

5つの観点を各1〜10点で採点する。合計 **35点未満は要改稿**。

- **直接性**：結論・用件が先頭にあるか。前置きで助走していないか。
- **具体性**：抽象語でぼかさず、固有の事実・数字・行動を名指しているか。
- **誠実さ**：行為者を明示し、不確実なことは正直に書いているか。根拠なく断定・誇張していないか。
- **場面適合（register）**：相手と媒体にふさわしい丁寧さか。過剰でも不足でもないか。
- **密度**：削れる水増し・反復・空虚な定型がないか。

## 使い方（このスキルの適用方針）

- **レビュー時**：元の register を保ったまま、slop箇所を指摘し、before/after で直す。気になる点はスコアリングの5観点で示す（スコアの数値は、求められたとき、または35点未満の観点があるときに提示する）。媒体・宛先が不明なら、推測せず確認する。
- **作成時**：このコア原則に沿って、最初から水増しのない文を書く。
- **やってはいけないこと**：敬語を一律に削る。社外のお詫びを社内チャット調にする。簡潔さを優先してぶっきらぼう・無礼にする。不確実なことを断定に変える。曖昧な断りで相手に期待を持たせる。
- 直しすぎたら戻す。**目的は「機械っぽさを消して、自然で誠実な日本語にする」こと**であって、ただ短くすることではない。

## 参考ファイル

- `references/phrases.md` — 削るべき語句のカタログ（空虚な形容・動詞・強調・前置き・締め・対句・決意表明・安心の乱発）
- `references/structures.md` — 構造・論理・整形の slop（受け身・対比・反復・三点リスト・結論先出し・長文・煽り・中黒・ダッシュ・太字・半角全角）
- `references/keigo.md` — 敬語の slop（二重敬語・「させていただく」濫用・クッション連打・慇懃無礼・謙譲尊敬の取り違え）と、**残すべき敬語の線引き**
- `references/kango.md` — 漢語のレジスター（末尾を削った短縮コア・抽象漢語への持ち上げ）と、**直してはいけない定着用法**
- `references/registers.md` — 場面別ガイド（社外メール／お詫び・クレーム／催促／断り／日程調整／社内Slack／議事録・報告／お知らせ・依頼）
- `references/examples.md` — before/after の総合例（メッセージ単位）

## クレジット

- 原案：[stop-slop](https://github.com/hardikpandya/stop-slop)（Hardik Pandya, MIT License）の構成と思想を日本語・汎用ビジネス文章向けに翻案。
- 日本語の文章規範：[k16shikano / japanese-tech-writing](https://gist.github.com/k16shikano/fd287c3133457c4fd8f5601d34aa817d) を参考。

