構造を先に決める
このスキルは文章を作成するときに使う。 コードだけの作業や、文章を書かない調査だけのときは使わない。
完成した文章をいきなり書かない。先に構造を出し、その構造に沿って本文を書く。 構造の確認を飛ばすと、手段が目的の前に出たり、相手にしてほしいことが落ちたりする。
手順(必ずこの順)
- 意図を特定する(主張 / 依頼 / 報告 / 説明 / 共有 など。不明なら最短で聞く)
- 構造だけを出す(見出しまたは番号付き。本文の散文はまだ書かない)
- この構造でよいかをユーザーに聞く(承認・修正・型の変更を待つ。ここで止め、本文はまだ書かない)
- OK または修正後の構造で本文を書く(枠に無い話を滑り込ませない)
構造ステップを省略して本文だけ返すのは禁止。ユーザーが「この構造で書いて」「OK」「それで」などと承認するまで本文に進まない。短い一文返信でも、骨組みを見せて確認を取る。
構造の出し方
下の型はよく使う出発点として書いてある。近いものがあれば使う。
どれにもきれいに当てはまらないときは、型に無理にはめない。 読み手が最初に知るべきこと → 判断に必要な根拠 → 相手にしてほしいこと、を軸に、その場の意図に合う枠を自分で組む。枠の名前は日本語で短くする。既存の型の一部だけ借りて合成してもよい。
主張する文
1. 目的(何のために言うか)
2. 主張(何を言いたいか)
3. 手段・根拠(どうそう言えるか / 何をしたか)
4. 相手にしてほしいこと(またはしなくていいこと)
依頼する文
1. 目的
2. 依頼内容(何をしてほしいか)
3. 背景・制約(なぜ今 / 期限 / スコープ外)
4. 相手の次アクション(確認・承認・作業のどれか)
報告する文(障害・進捗・結果)
1. 結論(いまどうなっているか)
2. 影響(誰に何が起きるか)
3. 原因・対応(分かっている範囲)
4. 相手にしてほしい/しなくていいこと
5. 詳細(必要なら最後)
説明する文
1. 結論(何を理解してほしいか)
2. 全体像
3. 条件・根拠
4. 詳細
共有する文(情報展開)
1. 何の共有か
2. 知っておいてほしい事実
3. 自分側の対応
4. 相手側のアクション有無
構造の品質チェック
本文に進む前に見る。
- 最初の枠が「読み手が最初に知るべきこと」になっているか(工程の再生から始まっていないか)
- 「相手にしてほしい/しなくていい」がどこか一枠にあるか(主張・依頼・報告では必須に近い)
- 目的と手段が逆転していないか
- 枠が多すぎないか(目安 3–5。6 以上なら統合する)
出力の型
構造ステップの返答例(ここで一度止める):
構造(主張):
1. 目的: …
2. 主張: …
3. 手段・根拠: …
4. 相手にしてほしいこと: …
この構造で本文を書いてよいですか?
枠の追加・削除・入れ替えがあれば指示ください。
ユーザーが承認したら、構造の番号順に対応する段落/文で本文を書く。
エージェントの振る舞い
| ユーザーの状態 | やること |
|---|---|
| 「書いて」「文章にして」「文面を作って」 | 文章作成なので本スキル。構造を出し、「この構造でよいか」を聞いて止まる |
| 「主張したい」だけ | 主張型の空枠を出し、確認を取る。材料が無ければ聞く |
| 既存型に当てはまらない | 無理に型に入れず、意図に合う構造を組んで確認を取る |
| 構造への修正指示 | 構造を更新し、再度「これでよいか」を聞く。OK 後に本文 |
| 「この構造で書いて」「OK」 | 承認された構造で本文を書く |
| 「構造はいらない、本文だけ」 | 明示指示なら本文のみ可。ただし内部では同じ順で組む |
| 長くて型が曖昧 | 意図を一文確認し、型または独自の枠を出して確認する |