Metrics Tracking
概要
アジャイル開発チームのパフォーマンスを可視化し、データ駆動の意思決定と継続的改善を実現するためのスキル。DORA 4メトリクス(デプロイ頻度、リードタイム、変更失敗率、MTTR)を中核に、チーム固有のメトリクス計測システムを構築する。
ワークフロー
Phase 1: メトリクス定義
目的: ビジネスゴールに紐付いた計測対象メトリクスを定義する
アクション:
- ビジネスゴール(市場投入速度、品質向上等)を特定
- DORA 4メトリクスとの整合性を確認
- 計測可能性(データソース、取得コスト)を検証
- 計測間隔とデータ保持期間を決定
- チームへの説明計画を策定
Task: agents/define-metrics.md を参照
Phase 2: 計測実装
目的: メトリクス収集システムを構築し、自動化を確立する
アクション:
- 計測ツール(Jira、GitHub、Grafana等)を設定
- データパイプラインを構築
- ダッシュボードを作成
- 異常検知アラートを設定
scripts/validate-metrics.mjsで計測の妥当性を検証
Task: agents/implement-collection.md を参照
Phase 3: 分析と改善
目的: メトリクスデータを分析し、継続的改善を推進する
アクション:
- 週次・月次のメトリクスレビューを実施
- トレンド分析と根本原因分析を実行
- 改善施策を立案・実施・効果測定
scripts/log_usage.mjsで分析結果を記録
Task: agents/analyze-improve.md を参照
Task仕様ナビ
| Task | 起動タイミング | 入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| define-metrics | Phase 1開始時 | ビジネスゴール、現状プロセス | メトリクス定義書 |
| implement-collection | Phase 2開始時 | メトリクス定義書 | 計測システム、ダッシュボード |
| analyze-improve | Phase 3開始時 | 収集データ | 分析レポート、改善計画 |
詳細仕様: 各Taskの詳細は agents/ ディレクトリを参照
ベストプラクティス
すべきこと
| 推奨事項 | 理由 |
|---|---|
| ビジネスゴールからメトリクスを逆算する | 意味のある指標を選定できる |
| DORA 4メトリクスを基本セットとして採用 | 科学的に検証された指標 |
| チーム単位でメトリクスを公開する | 心理的安全性を確保 |
| 3-5スプリント分のトレンドで判断する | 単発の変動に惑わされない |
| 計測システムを自動化する | 手動入力の負荷を排除 |
避けるべきこと
| 禁止事項 | 問題点 |
|---|---|
| 個人のベロシティを計測・公開する | 心理的安全性の低下 |
| 計測しやすさだけでメトリクスを選ぶ | ビジネス価値との乖離 |
| 単一メトリクスで意思決定する | ゲーミングのリスク |
| 異常値を調査せず無視する | 改善機会の損失 |
| 時系列データを保持しない | トレンド分析が不可能 |
リソース参照
scripts/(決定論的処理)
| スクリプト | 機能 |
|---|---|
scripts/log_usage.mjs |
分析結果と改善実績の記録 |
scripts/validate-metrics.mjs |
メトリクス計測設定の検証 |
references/(詳細知識)
| リソース | パス | 読込条件 |
|---|---|---|
| 基本概念 | references/basics.md | 初回利用時 |
| 実装パターン | references/patterns.md | 計測システム構築時 |
| DORAフレームワーク | references/dora-framework.md | 高度な分析時 |
変更履歴
| Version | Date | Changes |
|---|---|---|
| 2.0.0 | 2026-01-02 | 18-skills.md仕様完全準拠版として再構築 |
| 1.2.0 | 2025-12-31 | Triggers、Anchors追加 |
| 1.1.0 | 2025-12-24 | 初版作成 |