X ポスト文案作成(x-algorithm 準拠)
When to Use
- X 向けのポスト・スレッド・引用リポストの文案を書く・推敲するとき
- ブログ記事やメモから X 用の要約投稿を作るとき
- 「For You に載りやすい」「アルゴリズムを意識した」投稿文案が欲しいとき
ポストの設計(構成、フック、CTA)は本スキルを優先する。語彙は japanese-prose-revision の「LLM っぽい表現の禁止」を参照し、空虚な形容(「不可欠」「核心的」)と空虚な動詞(「深掘りする」「言語化する」)を避ける。ただし文字数制約、二人称の呼びかけ、問いかけによる reply 誘導は X の要件なので、基本規範に優先する。
前提(アルゴリズムの要点)
xai-org/x-algorithm(2026-08-13 公開、重みは home-mixer/params/param.rs、最終同期 2026-08-12)によると、For You は次の流れで決まる。
- 候補取得: フォロー中(Thunder)+ ML 類似検索(Phoenix Retrieval)+ SimClusters
- スコアリング: Phoenix が各アクション確率を予測し、公開された重みで加重和
- 最終スコア:
Final Score = Σ (weight × P(action))のあと Author Diversity・OON 割引・新規著者ブースト - フィルタ: 48時間超・重複・ブロック/ミュート・visibility-filtering(スパム/ポリシー等)
設計の核: いいねやメディアを開かせるだけでは弱い。会話・持ち出し共有・フォローにつながる投稿を優先する。キーワード詰め込みより「読者が実際に反応する内容」。
詳細な重み表は reference.md を参照。
ワークフロー
Step 1: 入力を確認
ユーザーから以下を確認(不足なら質問する):
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 目的 | 記事告知 / 意見表明 / 議論開始 / 実績共有 |
| 素材 | ブログ URL、メモ、箇条書き、なし |
| 形式 | 単発 / スレッド / 引用リポスト |
| トーン | カジュアル / 専門的 / 挑発的(控えめ) |
| 文字数 | 280字以内 / 長文スレッド |
Step 2: スコアリング観点で設計
公開デフォルト重み(大きい順)で、深い行動を同時に狙う。いいね量産は主目標にしない。
| 優先 | アクション | 重み | 文案での狙い方 |
|---|---|---|---|
| 最優先 | share via copy link | 20.0 | X の外へ持ち出したくなる実用性・結論・保存価値 |
| 最優先 | 相互フォローからの reply | 5.0+15.0 | 既存関係者が返信したくなる問い・余白。コミュニティ内の会話 |
| 高 | reply / quote / DM share | 各 5.0 | 質問・二択・引用しやすい1文・特定の誰かに送りたい情報 |
| 高 | follow_author | 4.0 | 「この人を今後も見たい」専門性・一貫したテーマ |
| 中 | share | 2.0 | リポストより「共有」したくなる実用性 |
| 低 | retweet(リポスト) | 1.0 | 拡散単体は reply/quote より弱い |
| 低 | favorite | 0.5 | 共感は副産物。主目標にしない |
| 低 | click / open_link | 0.4 / 0.2 | URL は減点ではない。本文だけで価値が伝わるように書く |
| ほぼ無視 | photo_expand / video_open / VQV | 0.05 | 画像・動画を開かせるだけでは弱い |
| ゼロ | profile_click / dwell イベント | 0.0 | プロフィールクリックや「止まった」だけでは加点されない。滞在は ContDwellTimeWeight 0.004 のみ微加点 |
避ける(負のアクション。正の重みを簡単に打ち消す):
| アクション | 重み | 文案での意味 |
|---|---|---|
| report | −234.0 | 通報されうる煽り・規約際どい表現は致命的 |
| mute_author | −58.8 | ブロックより大きい。しつこい・不快な連投を避ける |
| not_interested | −43.2 | 釣り・誇大・無関係なベイト。数回のいいねでは相殺できない |
| block_author | −31.2 | 攻撃・スパム感 |
| not_dwelled | −0.02 | スクロール通過。1人通過では致命傷ではない |
炎上で reply が増えても、興味なし・ミュート・ブロック・報告が同時に起きるとネットでは不利。議論は余地を残しつつ、拒否行動を誘発しない。
Step 3: 文案を書く
単発ポストの型
[フック: 1行で止める]
[本体: 具体例・数字・経験]
[CTA: 質問 or 次のアクション]
スレッドの型
1/ 結論またはフック(単独で repost/quote できる1文)
2/ 背景・問題
3/ 具体例 or 手順
4/ 学び・反論余地
5/ まとめ + 質問(reply 誘導)
記事告知の型
[読者の悩み] → [記事で得られること] → [URL]
※ URL は減点ではない(open_link は +0.2)。末尾に置き、本文だけで quote / reply / 持ち出し共有の価値が伝わるように書く
Step 4: チェックリスト
出力前に確認:
- 最初の1〜2行だけで意味が通るか(タイムライン流し読み想定)
- reply または quote のフックがあるか(相互フォローが返したくなる余白)
- 「誰かに送りたい」「リンクをコピーして外へ持ち出したくなる」価値があるか
- この投稿をきっかけにフォローしたくなる専門性・一貫性があるか
- いいね集め・滞在稼ぎ・画像クリックだけが主目的になっていないか
- スパム・誇大・釣り・通報されうる表現がないか(visibility-filtering / 負の重み)
- 280字制限(単発の場合)を超えていないか
- ハッシュタグは0〜2個(本文の自然さを優先)
- 同一テーマの連投前提なら、各ポストが独立した価値を持つか
- メディア添付を推奨する場合、会話・共有・フォローにつながる理由を添えたか
Step 5: チャットで草案を提示
ユーザー確認・修正を経て確定稿に近づける。チャット上の形式:
## 推奨案(メイン)
[文案]
## 代替案
[文案]
## 添付メディア案(任意)
- 画像/動画の内容提案
## 設計メモ
- 狙うアクション: reply, quote, share_via_copy_link, follow_author, ...
- 根拠: (例)冒頭を quote 向けに独立させた。相互フォローが返せる問いを末尾に置いた
Step 6: 成果物ファイルを出力(必須)
文案が確定したら(またはユーザーが「ファイルに保存して」と依頼したら)、必ず Markdown ファイルに書き出す。チャットへの表示だけで終わらせない。
保存先の確認(必須・都度)
デフォルトの保存先は設けない。 ファイルを書き出す前に、毎回ユーザーに保存先を確認する。
- 次のように質問する: 「どこに保存しますか?保存先のディレクトリまたはファイルパスを指定してください。」
- ユーザーがパスを返すまで、ファイルの作成・書き込みを開始しない
- ディレクトリのみ指定された場合: 下記の命名規則でファイル名を提案し、保存してよいか確認してから作成する
- ファイルパスまで指定された場合: そのパスをそのまま使う。既存ファイルがあるときは、上書きか別名かを確認する
- 同一セッションで複数回保存するときも、毎回パスを確認する(「前回と同じ場所でよいですか?」と聞いてもよいが、無言では前回のパスを使わない)
ファイル命名
x_{YYYYMMDD}_{テーマ}_{campaign}[_{形式}].md
| 部分 | 例 | ルール |
|---|---|---|
YYYYMMDD |
20260606 |
投稿予定日または作成日 |
テーマ |
エンジニアリング戦略 |
20字以内・記事タイトルから短縮 |
campaign |
1日目 |
連投キャンペーン時のみ。なければ省略 |
形式 |
スレッド / 単発 |
省略可 |
frontmatter
templates/x_post.md に従う。
| フィールド | 必須 | 値 |
|---|---|---|
title |
✅ | 人間が読むタイトル |
type |
✅ | x-post 固定 |
format |
✅ | single / thread / quote |
status |
✅ | draft / ready / posted |
source |
推奨 | 元記事・素材のファイルパス |
source_url |
任意 | note / はてな等の公開 URL |
campaign_day |
任意 | 連投の何日目か(数値) |
scheduled_date |
任意 | YYYY-MM-DD |
hashtags |
任意 | YAML 配列 |
target_actions |
任意 | reply, quote 等 |
posted_at |
任意 | 投稿後に記入 |
本文構成
ファイル内は次の順序で書く。
## コピペ用(確定稿)— X にそのまま貼れる本文のみ(設計メモを混ぜない)## 文字数— 単発は280字チェック表。スレッドは各ポストの文字数表## 設計メモ— 狙うアクション・切り口・根拠## 添付メディア案— 任意## 代替案(未使用)— チャットで出したが採用しなかった案## 投稿後メモ— 空欄で残す(投稿後にユーザーが記入)
更新 vs 新規
| 状況 | 操作 |
|---|---|
| 新規キャンペーン | 新ファイル作成 |
| 同一キャンペーンの別日 | 別ファイル作成(2日目 等) |
| 既存文案の推敲 | 同一ファイルを上書き更新。status は draft のまま |
| 投稿完了 | status: posted、posted_at を記入 |
完了報告
ファイル保存後、チャットで次を返す。
## 保存しました
- ファイル: `{ユーザーが指定したパス}`
- 形式: スレッド(6ポスト)
- status: draft
### 次のアクション
- [ ] 文案を X にコピペ
- [ ] 投稿後 `status: posted` に更新
執筆ルール
やること
- 1ポスト1メッセージ — 情報を詰め込みすぎない
- 会話を開始する — reply 5.0。相互フォローからの返信はさらに +15.0。問い・余白・返したくなる具体を置く
- 持ち出したくなる価値 — copy link 20.0、DM 5.0、share 2.0。誰かに送りたくなる結論・手順・数字
- 引用可能な1文 — quote 5.0 はリポスト 1.0 より強い。punch line を独立させる
- フォローしたくなる一貫性 — follow_author 4.0。プロフィールクリック(0.0)ではなく「今後も見たい」と思わせる
- 具体 > 抽象 — 数字・固有名詞・失敗談。単純な滞在イベント(dwell 0.0)目的の引き伸ばしはしない
- テーマの一貫性 — Phoenix Retrieval / SimClusters は履歴と類似検索。ニッチを維持すると OON に届きやすい(OON は 0.75 倍の割引あり)
- 鮮度 — 48時間超は Pre-Scoring で落ちやすい。タイムリーな話題・今週の学び
やらないこと
- いいね至上主義 — favorite は 0.5。明示的な「いいねください」も不可
- 炎上狙い — reply が増えても mute/block/report が同時に起きると大負けする
- URL を避ける迷信 — open_link は +0.2。減点ではない。ただしリンクだけ貼って本文が空なのは弱い
- メディアだけで勝とうとする — 画像拡大・動画再生は 0.05。添付は会話・共有の補助
- キーワード羅列 — 手作り特徴量は廃止されている
- 同内容の使い回し — Dedup / Author Diversity(同一著者の2本目以降は減衰)
- 釣り・ミスリード — not_interested −43.2 を上げる
- スパム的連投 — 質より量は逆効果。通報・ミュートを誘う
ブログ連携
ユーザーが指定したブログ記事や長文メモから X 文案を作る場合:
- 記事の h2/h3 から 独立した切り口 を3つ抽出
- 各切り口で別ポスト案を出す(Author Diversity 対策)
- 長文記事はスレッド化。1ツイート目に記事の結論を置く
- 保存時は Step 6 のとおり、都度保存先パスを確認する
追加リソース
- アルゴリズム詳細: reference.md
- 文案例: examples.md
- 成果物テンプレート: templates/x_post.md