Prompt Perturb — 文脈遮断プロンプト注入
作業が局所解に嵌るのは、生成もレビューも同じ文脈分布から出てくるからである。 この skill は検索者を文脈から遮断することで分布の外からプロンプトを引く。 repo の中から「目的に合うプロンプト」を探すと類似度選択でいつもの手筋が再生産される — だから検索者には目的の一行だけを渡す。遮断が甘いほど効果が消える。
手順
1. 目的を一行に蒸留する(遮断ステップ)
いまの作業の目的を、プロジェクト名・技術スタック・制約・これまでのアプローチを すべて落として一行にする。固有名詞が残っていたら抽象化する (例: 「pdf2anki の Phase 4 機能案出し」→「学習素材の変換ツールの新機能を発想したい」)。
ここで文脈を足したくなるのが最大の罠。合いすぎる候補が返ってきたら遮断失敗のサイン。
2. 乱数種を引き、prompt-forager を起動する
まず bash <この skill のディレクトリ>/scripts/draw.sh を実行する。出力はシステム辞書から
無作為抽出した刺激語で、forager の外部検索の初期位置を散らすための種である
(LLM に「ランダムに」と頼むと自分の分布から選ぶため、抽選はコードが持つ。
ローカルに技法リストやカードデッキは置かない — 閉じた札はそこに収束するため、
選択肢の供給源は常に外部の検索結果とする)。
Agent ツールで prompt-forager を起動し、蒸留した一行 + draw.sh の出力のみを渡す。
会話履歴の要約・補足説明を付けない。
3. 候補を原文のまま提示する
返ってきた 3〜5 候補を要約せず原文のまま提示し、ユーザーに選んでもらう。 「おまかせ」と言われたら、現在のセッションでまだ使っていない認知の向き (逆張り・制約反転・視点交換・アナロジー)に最も遠い候補を選び、選定理由を一行添える。
4. 選ばれたプロンプトを現在の文脈で実行する
ここで初めてプロジェクト文脈と合流する。プロンプトの指示に素直に従い、 早すぎる「現実的には…」の絞り込みで摂動を殺さない — 収束は摂動の後でよい。
使用上の注意
- 1 回の行き詰まりにつき 1 引きまで。連発すると探索が物色に変わる(iteration bound)
- 摂動の成果はすぐ判定しない。異角度プロンプトの価値はその場の出力でなく、 数手先で「あの角度がなければ出なかった」形で現れることが多い