Purpose
「不要な個人情報を集めて漏らす」「消せない設計」のリスクを防ぐ。 PII のライフサイクル(収集〜削除)を点検し、最小化・保護・説明責任を確保する。
Use When
- 個人情報を収集・保存する機能を設計するとき
- 外部公開・ログ出力・分析でデータを扱うとき
- 「この情報、本当に持つ必要があるか」を確認したいとき
- 公開・共有ゲート(GATE-3)の前段で PII を点検したいとき
Inputs
以下を準備すること。不足している場合は推測せず、不足を明示する。
- 対象データ: 扱う項目(氏名・連絡先・決済情報等)
- 利用目的: 何のために収集・利用するか
- 保存先・経路: どこに保存し、どこへ送るか
- 保持期間: いつまで保持し、どう削除するか
Output Contract
以下の順で出力すること。順序を変えない。
- 論点: PII 取り扱いで最も危ういのはどこか
- 根拠: その論点をそう判断した理由
- PII ライフサイクル表: 収集 / 保存 / 利用 / 開示 / 削除の評価
- 含意: 不適切な取り扱いが招く影響(漏洩・信頼喪失)
- 改善案: 最小化・マスキング・暗号化・削除設計の打ち手
- 代替案: PII を持たない/仮名化する設計
- 判断材料: 取り扱い確定に必要な人間の確認事項
Review Lens
- 目的妥当性: 各項目が利用目的に対して本当に必要か
- 範囲の過不足: 目的外の項目を集めていないか(最小化)
- 中長期リスク: 保持し続けることのリスク・削除の困難さ
- LAB全体との整合性: LMS / 自動化 / B2B 展開のデータ方針と整合するか
- 非エンジニア理解可能性: 取り扱いを利用者に説明できるか
- 他LLM移植耐性: 判断が特定基盤の前提に依存していないか
Instructions
- 扱う項目を列挙し、各項目の機微度を分類する
- 各項目について利用目的との対応(必要性)を確認する
- 目的に不要な項目は「収集しない」を第一候補にする
- 保存時の保護(暗号化・マスキング・アクセス制限)を点検する
- 削除・保持期間(誰が・いつ・どう消すか)を確認する
- ログ・分析・外部送信に PII が混入していないか確認する
- 不明な点は推測せず、確認事項として明示する
Guardrails
- 「念のため集める」を許容しない(最小化を徹底)
- PII をログ・URL・エラー通知に出さない設計を促す
- 削除手段のない収集を勧めない
- 取り扱いの最終判断は人間に委ねる
LAB Cross-Check
| 観点 | 状態 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動化フロー | — | 自動化が PII をログ・外部へ漏らさないか |
| データ / 認証 / ログ | — | 保存・マスキング・削除を設計したか |
| 実装 / 運用フロー | — | 削除・開示請求への運用手順があるか |
| 非エンジニア理解可能性 | — | 取り扱いを利用者に説明できるか |
| 会員共有 / 再利用耐性 | — | 最小化方針が他機能にも転用できるか |
| 他LLM移植耐性 | — | 判断が特定基盤に依存していないか |
状態は OK / 注意 / NG / 対象外 で記入すること。
Handoff Notes
施工AI(Claude Code / Cursor 等)へ渡す前に以下を確定させること。
- 要件: 収集する項目・目的・保護方式・保持期間
- 成功条件: 最小化・保護が満たされたと判断する基準
- 失敗条件: PII 漏洩・目的外利用を検知する基準
- 実行範囲: 変更してよいデータ収集・保存・ログ
- 影響範囲: 変更が波及する機能・利用者
- ロールバック方針: 取り扱い変更が問題を起こした場合の戻し方
- コスト比較: 保護方式ごとの実装・運用コスト
Further Reading
data-model-reviewskill — PII を含むスキーマの設計audit-log-designskill — PII アクセスの監査ログauth-boundary-checkskill — PII へのアクセス権限の境界- judgment-gates.md — GATE-3(公開・共有ゲート)