ti-core — Tsubaiso Intelligence スキル共通基盤
Tsubaiso Intelligence の各ドメインスキルが共通して通る土台。固有の業務手順は各ドメインスキルが持ち、どのスキルでも同じ型になる横断機能だけを本基盤に集約する。ドメインスキルは「決まったチェックポイントで本基盤の reference を読む/呼ぶ」ことで、仕様往復・安全ゲート・前提の自己診断・製品知識の引き当て・フィードバック・サポート起票を一貫した作法で使える。
P1(現バージョン)が提供するのは次の 9 機能と、仕事の作法 3 つ(成果物の版・計画の台帳と引き継ぎ・定型作業をスクリプトへ寄せる判断)で、詳細はそれぞれの reference にある(本書は索引に徹する=progressive disclosure)。仕事の作法は AI ホストの機能に依存せず、利用者のフォルダ構成・命名・レビュー体制には踏み込まない。
発火点(ドメインスキルがいつ本基盤を読むか)
各ドメインスキルは、自分の SKILL.md に下表のチェックポイントを持ち、到達したら対応する reference を読む。
| ドメインスキル側のチェックポイント | 読む reference | 渡すもの |
|---|---|---|
| そのセッションで最初に TI のスキルを使う瞬間(依頼の内容を問わず・1 セッション 1 回) | references/version-freshness.md |
同梱 .claude-plugin/plugin.json の版 |
| 利用者へ見せる出力にレコードを名前・番号・件名で示そうとした瞬間/利用者へ見せる説明文を書こうとした瞬間 | references/output-discipline.md |
示すレコードと、組織のホスト名 |
| 現状仕様を出す/変更指示を反映する往復に入る瞬間 | references/spec-roundtrip.md |
現状仕様の中身(行スキーマに載せる項目) |
| org へメタデータを書き込む直前 | references/safety-gate.md |
deploy 対象・承認ドラフト |
| 依頼された操作の実行経路が使えるか確かめる瞬間(届かない操作を頼まれた/権限・接続で止まった/組織で初めて行う/同じ対象へ複数の経路がありどれで実行するか決める/ブラウザ・画面操作の道具を使おうとした) | references/capability-preflight.md |
依頼の内容・不足している器・対象を保有しているシステム |
| 製品の操作手順・可否・理由を書こうとした/製品そのもの(コード・フロー・項目ヘルプ・パッケージのメタデータ)を読もうとした/実測と期待の食い違いを不具合と書こうとした/作業の対象範囲を自分で数え上げようとした瞬間 | references/knowledge-lookup.md |
引きたい製品・機能と、利用者の言い方 |
| ユーザーが繰り返し詰まる/失敗する摩擦を検知した瞬間 | references/feedback.md(P1 はローカルスタブ) |
匿名化済み摩擦シグナル |
| 一次解決で片づかない未解決(ユーザーが当面の解決を要する)を検知した瞬間 | references/support-escalation.md(P1 は下書きまで) |
情報境界内の症状・再現手順・関連リンク(ID) |
| ベータとして先行提供している機能を使う・案内する/正式提供へ切り替える瞬間 | references/beta-status.md |
対象の機能・表示を置く3層 |
| 一度提示した成果物(設計書・仕様書・帳票テンプレ・回答書 等)を、指示を受けて直そうとした瞬間 | references/deliverable-versioning.md |
直す対象と、提示済みかどうか |
| 複数セッションにまたがる仕事を始める/当初に無かった要望が合流した/セッションを区切る・中断する瞬間 | references/plan-and-handoff.md |
仕事の名前・plan.md の置き場 |
| 同じ依頼が繰り返し来た/大量件数の処理を頼まれた/「使えないので画面から操作する」と書こうとした瞬間 | references/automation-decision.md |
依頼の反復性・件数・手順の確定度 |
reference 索引
| reference | 何を定義するか |
|---|---|
references/output-discipline.md |
利用者向け出力の規律。業務言語だけで書く規律と、レコードのリンク化(対象・書式・組織のホスト名の解決・省いてよい場面と省いたときの明示)。この規律の実体はここ1箇所で、各ドメインスキルは書き写さず参照する |
references/version-freshness.md |
版の鮮度の自己診断。同梱の版と公開されている最新版を照合し、古ければ本題の前に 1 行告げる。取得元 URL の形とキャッシュ回避・告げ方・管理者へ渡す文面・判定不能時は黙って進む規律 |
references/spec-roundtrip.md |
仕様往復プロトコル。安定 ID 付き行の標準スキーマ・変更語彙・既定 Excel エクスポート・行 ID 突合と反映のサイクル |
references/safety-gate.md |
org 書込前の安全ゲート。checkonly 先行・承認ゲート・本番カバレッジ要件・PII マスキング |
references/capability-preflight.md |
前提の自己診断と提案。実行前に器の有無を確かめ、足りなければ業務の言葉で伝えて埋める提案を出し、許可を得てから用意する 4 段の作法。器がそろっているときの経路の選び方(対象を保有しているシステムの専用経路が第1位・ブラウザや画面操作は最後・汎用の取得の失敗は経路不在の証拠にならない) |
references/knowledge-lookup.md |
製品知識の引き当て。推測で挙動を組み立てない規律・意味定義(Atlas)との守備範囲の切り分け・未接続時のふるまい・キーワード指向の検索が届かないときの立て直し・引けなかったものの起票 |
references/feedback.md |
スキル摩擦/ナレッジギャップのフィードバックイベントスキーマ・発火点・P1 ローカルスタブ |
references/support-escalation.md |
未解決問題を本人文脈でサポートへ起票する対外導線。二段フロー・窓口3枠(契約上限)・組織分離・情報境界・dedup・当社ホスト起票経路(P1 は下書きまで) |
references/deliverable-versioning.md |
成果物の版の作法。提示した版は上書きしない・各版は単体で完結・変更履歴で差分を追える。番号の付け方と置き場は利用者の作法に従う |
references/plan-and-handoff.md |
計画の台帳(plan.md 1 枚)と区切りの引き継ぎ。目的・決定・スコープ・残務・未解決(ボール付き)を読み返せる形で残し、3 つの照合(スコープ拡大・本筋・抜け漏れ)と、先に台帳へ書いてからチャットへ出す引き継ぎ手順・再開プロンプト。AI ホストのプロジェクト・メモリ機能に依存しない |
references/automation-decision.md |
定型作業をスクリプトへ寄せる判断。反復・件数・確定度・回収可能性の軸、経路が「無い」ときは代替へ跳ぶ前に開ける手を探す規律、促し方。書き方は ti-local-automation |
references/beta-status.md |
ベータとして先行提供している機能の扱い。ベータの定義(何が保証され何が保証されないか)・表示の3層(本文/description 先頭/README)・独自 frontmatter キーを足さない規律・正式提供への切り替え手順 |
使い方の原則
- 本書は薄く保つ。各機能の手順・スキーマ・チェックリストは reference 側に置き、ドメインスキルは必要な reference だけを読む。
- 「ロジック・型・規約は本基盤(標準)、あてはめ(現状仕様の中身・反映の実処理)はドメインスキル(固有)」という主従を守る。本基盤は型と契約を提供し、ドメインスキルがそれをあてはめる。
- 同じ発火点を帳票作成・マスタインポート等のすべてのドメインスキルが共有する。新しいドメインスキルも本基盤を呼ぶだけで横断機能を一貫した作法で得られる。