ti-poc — PoC・商談(トライアル体験)
契約前の PoC・商談・社内検証で、見込み客に「導入が簡単・速い」を実感させる進行スキル。4体験(理解・可視化 → サンプルデータでの多軸集計 → 自社マスタ取込 → 自社文書からの取引作成)を1本のナラティブで束ねる。能力は再実装せず、各体験で層2スキルを体験順に呼び、実装形態の判断は ti-lifecycle を参照する。契約が成立したら ti-onboarding へモードを遷移して引き継ぐ。
本書は薄い索引に徹する(詳細は必要な reference だけを読む方式)。体験の順序づけ・デモデータ/実演台本・モード設定の実体は各 reference にある。
このスキルが持つもの・持たないもの
| 持つ(進行=順序づけ・段取り) | 持たない(能力・判断=委譲先) |
|---|---|
| 4体験(理解→集計→マスタ→文書)の順序づけと1本のナラティブ | 参照・集計の実行= ti-reference/可視化= ti-spec-view |
| 驚きの源泉(AI 固有性)の演出規律・poc モードの挙動設定 | データ投入・移行・デモデータ生成の機構= ti-data-load/帳票資産= ti-report |
| デモデータ作成のワークフロー設定(何を何件どの順で= ti-data-load を呼ぶ) | 文書→取引作成・入力支援= ti-update/メタデータ配備の機構= ti-metadata |
| ti-onboarding への引き継ぎ渡し・ロール別の見せ方の出し分け | 実装形態の判断(宣言的/Apex/外部/製品機能化・Anonymous Apex 可否・運用移行)= ti-lifecycle |
| — | 契約後の本番導入プロジェクトの工程進行= ti-onboarding |
進行はこのスキル、能力は層2、判断は ti-lifecycle。この主従を崩さない。単一の能力で完結する作業(集計を1本・マスタを1件・可視化を1枚・受注を1件)は層2へ直接落とし、本スキルを経由しない。
モードと未判定既定(発火時にまず確認)
本スキル(契約前寄り)と ti-onboarding(契約後寄り)は同じ層2能力を違う局面モードで束ねる連続体で、相互排他ではない。契約状態が判明した時点で poc→onboarding へモードが遷移する。契約状態・環境が読めないときは、フェーズを確定せず、参照・可視化のみで応答し、書込・環境前提を要する段に入る前に契約状態と環境(トライアル/Sandbox/本番)を能動的に確認する。poc モード(サンプル・破棄前提・少量)を本番顧客に誤適用すると本番 org への害につながるため、「疑わしきは poc」を既定にしない。
発火点(いつ・どの reference を読むか)
| チェックポイント | 読む/呼ぶ | 渡す・確認するもの |
|---|---|---|
| そのセッションで最初に TI のスキルを使う瞬間(依頼の内容を問わず・1 セッション 1 回) | ti-core references/version-freshness.md |
同梱 .claude-plugin/plugin.json の版 |
| 製品の操作手順・可否・理由を書こうとした瞬間/製品そのもの(コード・フロー・項目ヘルプ・パッケージのメタデータ)を読もうとした瞬間/実測と期待の食い違いを不具合と書こうとした瞬間/作業の対象範囲を自分で数え上げようとした瞬間 | ti-core references/knowledge-lookup.md |
引きたい製品・機能と、利用者の言い方 |
| どの体験を・どの順で見せるか段取りする瞬間 | references/experience-flow.md |
買い手の業務・現在の体験・環境(トライアル) |
| デモデータを用意する・多軸集計の実演台本を組む瞬間 | references/demo-data-and-scenario.md |
業種プロファイル・見せる集計軸・台本のテンポ |
| poc モードの挙動・onboarding への引き継ぎ・ロール別出し分けを決める瞬間 | references/mode-and-handoff.md |
契約状態・データ規模・ロール |
| 体験1の理解可視化・体験2の多軸集計を出す瞬間 | ti-reference の該当 reference(experience-flow.md が案内) |
対象プロセス・意味定義の参照点・見せる軸 |
| 業務プロセスフロー図・データのつながり図・業務モデル図を描く直前 | ti-reference SKILL.md §業務プロセスの図・順番を描くとき(references/experience-flow.md が案内) |
正準シーケンス(レコードができる順番)。記憶や受領資料の日付順で順番を振らない |
| 現状のカスタマイズを把握・可視化する瞬間 | ti-spec-view の該当 reference | 対象 org・可視化の範囲 |
| デモデータ準備・体験3の自社マスタ取込で投入が要る瞬間 | ti-data-load の該当 reference(大量 I/O はスクリプト経路) | 投入シナリオ・dry-run→突合の前提 |
| デモデータを投入し終えた瞬間(見せる前・指示を待たない) | references/demo-data-and-scenario.md §投入後の答え合わせ(見せる前の関門)(機構は ti-data-load references/import-errors.md §投入後の答え合わせ(3層・完了条件)) |
正解表・L1〜L3 の結果・見せる画面に⚠️ が残っていないか |
| 体験4の自社文書→取引作成が要る瞬間 | ti-update の該当 reference(レイアウト解析資産は ti-report 側) | 対象文書・意味定義マッピング |
| トライアル構築で「どの実装形態で作るか」の判断が要る瞬間 | ti-lifecycle の該当 reference(Anonymous Apex はトライアル限定で可) | 要件の性質・破棄前提かどうか |
| org へ書き込む直前(体験3のマスタ取込・体験4の取引作成) | ti-core references/safety-gate.md |
対象・承認ドラフト・dry-run→突合 |
| 現状仕様を往復で詰める瞬間(体験1の業務理解・Fit 確認) | ti-core references/spec-roundtrip.md |
現状仕様・買い手の業務説明 |
| トライアルで繰り返し詰まる/ナレッジが不足した瞬間 | ti-core references/feedback.md |
匿名化した摩擦シグナル |
| 一次解決で解けず利用者が未解決のまま/繰り返し詰まると判定した瞬間 | ti-core references/support-escalation.md |
本人の許可・再現手順(PII・業務データ本体・認証情報は載せない) |
本文中の能力スキル名(ti-reference・ti-update・ti-report・ti-metadata・ti-spec-view・ti-lifecycle・ti-core・ti-data-load)は配置済みで、フォルダ名=正準名として辿れる(ti-data-load は
tsubaiso-data-migrationからの改称先)。未配置の機構・スキルに当たったら機構を捏造せず人へ引き継ぐ(または ti-core Knowledge で代替する)。
reference 索引
| reference | 何を定義するか |
|---|---|
references/experience-flow.md |
4体験マップ(各体験で呼ぶ層2能力・理解→集計→マスタ→文書のナラティブ)+体験連続性(トライアル→PoC→導入→稼働後)+驚きの源泉=AI 固有性の設計原則(語り口の規律)+図を描く直前に正準シーケンスを引く発火点(手順の正本は ti-reference) |
references/demo-data-and-scenario.md |
デモデータ作成ワークフロー(ti-data-load をワークフロー設定で呼ぶ・業種プロファイル・山と谷の型・予算側を必ず埋める)+投入後の答え合わせ(見せる前の関門・正解表→L1〜L3→手順への帰属)+多軸集計の軸セットの型+実演台本の型(軸切替のテンポ・待ち時間ゼロ・ROI 対比) |
references/mode-and-handoff.md |
poc モードの挙動軸・poc⇄onboarding の引き継ぎ(契約成立でのモード遷移・未判定既定)・ロール別の出し分け・段階導入と二層モデル・安全ゲート ≠ ライセンス制御の区別 |
原則
- 進行はここ、能力は層2、判断は ti-lifecycle。体験の順序づけ・段取り・モード設定は本スキルが持ち、各体験の実作業と実装形態の判断は委譲先で行う。
- 驚きの源泉=AI 固有性。「その場で・準備なしで・速く」を驚きの核に据え、人力で事前準備できてしまうもの(事前受領して集計を作り込む等)は驚きに数えない。
- AI が下書き、人が判断。体験3・4で買い手の実データを操作する局面でも、下書き(取込案・マッピング案・dry-run 結果)を示し、確認・承認を得てから書き込む。
- 本書は薄く保つ。体験の手順・デモデータ・台本・モード設定は reference に置き、SKILL.md は索引に徹する。
- 出力に内部識別子(API 名・SOQL・レコード ID)を利用者向けに出さない(ti-core
references/output-discipline.mdに従う)。